焼きたくない人の必須アイテム日焼け止めは、紫外線散乱剤と紫外線吸収剤によって効果が期待
できます。
酸化チタンや酸化亜鉛を使用して紫外線を反射させ散乱させる
紫外線吸収剤
メトキシケイヒ酸エチルヘキシルやt-ブチルメトキシジベンソイルメタン・オキシベンゾンなど使い紫外線を一旦吸収してエネルギーに変える
肌を焼かないために活躍してくれている成分ですが、実は肌にはよくない効果があるという話も
ちらほら聞こえてきているんです。
もし妊娠中や授乳中に使った日焼け止めの成分が子供に移行して、アレルギー発症の原因と
なったりするのは怖いですよね。
発がん作用のある成分あるという怖い情報もあるので、本当に日焼け止めの成分に危ない成分が
使われているのかどうか詳しく見てみました。
目次
日焼け止めにこんな成分表示を見たら要注意!
日本で販売されている日焼け止めは安全性は高く、大きなトラブルも起こっていない安心して
使えるものです。
しかし長年毎日続けて使うことで稀に健康被害が出ることがあると言われている成分も
使われている物があることは確かです。
生殖器系へのダメージも出る可能性があるとも言われている。
されている。皮膚の腫瘍やガンの原因となる可能性がある。
紫外線ダメージを増強する可能性が危ぶまれている。
乳がん発症の可能性が科学的にあると認められているので避けるのが◎。
他にもたくさん添加物で健康被害の可能性があり避けた方がいい成分はありますが、
言い出すときりがないほどあるのが現状です。
心配な人はノンケミカルや無添加などの安心材料の多い日焼け止めを選びましょう。
紫外線吸収剤のオキシベンゾンは母乳から移行する?

紫外線吸収剤として日焼け止めに使用されているオキシベンゾンは、ヨーロッパの研究で母乳から移行することが発表されました。胎児へのアレルギーやホルモンの異常が懸念されています。
ドイツでも成長ホルモンを阻害してしまうという研究結果が発表され、アメリカではなんと
オキシベンゾンを配合禁止の成分として指定されているんです。
ハワイでもサンゴを守るためにオキシベンゾンやオクチノキサートが含まれた日焼け止めの
使用禁止が可決され世界に衝撃を与えていましたよね。
オキシベンゾンは紫外線吸収剤を使用している日焼け止めの約6割に使用されているというデータもあるので、母乳を与えている人や妊娠中の人はびっくりしたと思います。
でもご安心下さい。日本の日焼け止めに関してはオキシベンゾンは配合量がしっかり制限されて
いるので、害が出るほどの量を使用している訳ではありません。
でも注意すべき点は長年たくさんの紫外線吸収剤入りのコスメを重ねることです。
化粧水・乳液・クリーム・bbクリームなど化粧下地・ファンデーション
何種類ものコスメを重ねることでオキシベンゾンの決められた使用量を超えてしまいます。
害がでることはそうないとは思いますが、妊娠中や授乳中の人は念のため紫外線吸収剤を
使っていないノンケミカルの日焼け止めを使い複数の種類を重ねて塗らないことをおすすめ
します。
紫外線散乱剤の酸化チタンは発がん性あり?
最近日焼け止めの広告で「肌の奥まで成分を浸透させるためにナノ粒子にしました」というワードを見かけることが増えませんでしたか?
酸化チタンはイルメナイト鉱物を砕いて作る紫外線散乱剤で、伸びやなじみがよくなるように
ナノ化され微粒子チタンと名前を変え広がりました。
でもナノ粒子化された酸化チタンも東京理科大学の研究で発がん性があることが発見されました。
- マウス(妊娠中)に酸化チタンのナノ粒子を投与
- 生まれた赤ちゃんの臓器や脳に粒子が入っていた
- 各部位の機能低下や細胞死を引き起こしていた
- DNAがダメージを受け発がんの恐れがある
こんな害が出たなら使用されていない日焼け止めを選ぶべきでは?
日焼け止め自体使うべきではないのでは?と思いますが、日本化粧品工業連合会の研究・調査では実際に起きた健康被害例はないことが分かりました。
そもそも実験を行ったときは酸化チタンをマウスの体内に直接注入しているので害が出て
当然ですよね。
化粧品や日焼け止めの成分として使う分には特にリスクはないとされています。
実際にウサギに酸化チタンを使って皮膚への刺激・目への刺激を調べたところ特に問題はなかったそうです。
健康被害が心配されているのは酸化チタンをナノ化するために工場で日々働いている人達です。
長い期間呼吸をするたびに吸ってしまうことで発がんしてしまう可能性があると心配されて
います。
微粒子酸化チタンは危ないという説明をよく見かけますが、通常使用する分には問題はないと
化粧品毒性判定辞典にもしっかり記載されています。情報を鵜呑みにして過度に心配する必要は
ありません。
酸化チタンと酸化亜鉛はどっちの方が安全?
紫外線散乱剤として有名なのは酸化チタンだけではありません。
酸化亜鉛もよく耳にしますがどちらの方が安全性は高いのでしょうか?
白みが出るので透明感のある仕上がりになる
金属アレルギーでも使用可
長い時間の紫外線対策には向かない
低濃度でも効果が出る
長い時間の紫外線対策に向いている
お肌の引き締め効果がある
よって日焼け止めとしては酸化亜鉛の方が効果が高く、肌トラブルを回避するためなら酸化チタンがおすすめだということです。
現に酸化亜鉛の日焼け止めは広く流通しているのですぐに見つけることができますよ。
逆に酸化チタンだけの日焼け止めは稀でなかなか見つけられません。
自分の肌質と照らし合わせて酸化チタンが使われていない物を選ぶか、両方が配合されているものを選ぶか考えてみて下さい。
肌が弱い人はアルコール系成分配合の日焼け止めは避けるべき!
敏感肌や乾燥肌の人はジェルタイプの日焼け止めの使用はおすすめできません。
ジェルタイプには多くのアルコール系成分が使われているからです。
アルコール系成分にはこんなリスクがあります。
ジェルタイプの他にもスプレー・ローション・シートタイプの日焼け止めにも使われていることが多いので注意して下さい。
見分け方はアルコールフリーやアルコール無添加などの記載があるかどうかです。
成分にエタノールの記載がないかもチェックしておきましょう。
敏感肌や乾燥肌・肌トラブルが起こりやすい人はミルクタイプの日焼け止めがおすすめです。
低刺激と記載があればさらに安心ですね。
日焼け止めを選ぶときは合成着色料や香料・保存料もしっかり確認
紫外線吸収剤や紫外線散乱剤だけに気を付けていても、他の添加物を見逃してしまいます。
肌に優しい日焼け止めを選ぶなら全成分を確認しましょう。
界面活性剤:日焼け止めを乳化させる
合成着色料:基本的に見栄えをよくする目的
合成香料:香りづけ
保存料:腐敗を防ぐ
成分表示を見たときに分かるように代表的な成分を表にしてみました。
防腐剤 | 1サルチル酸・安息香酸 パラベン・フェノキシエタノール ベンジンアルコール・ソルビン酸 |
界面活性剤 | ジメチコン・ジメチコンポリオール イソステアリン酸・ポリクオタニウム |
合成着色料 | 〇色〇号と表示される(タール色素) |
合成香料 | アセトン・塩化ベンジル |
最近は日焼け止め独特のにおいを消すためにいい香りの物も出てきています。
合成香料や天然香料と記載されていますが、香料の場合は天然より合成の方が安全です。
天然香料は記載されている成分の他にも色々な天然成分が混ざっている可能性があるため、
アレルギーの心配も高く肌に何が起こるか予想ができないのです。
香料に限らず保存料や防腐剤など肌によくない成分が入った日焼け止めは避けたいですね。
日焼け止めは1つに絞らないことが肌のためになる!
紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を筆頭にいろいろな成分が配合されている日焼け止めですが、
肌へのダメージを少しでも減らすために紫外線の度合いによって使い分けることがおすすめです。
1日屋内で過ごすや近所に散歩や買い物に行くくらいなら、ノンケミカルでSPFも30程度までのものでいいでしょう。
逆に1日屋外で活動をしたりスポーツをする時は紫外線吸収剤を使用した日焼け止めでSPFも30以上のものを使います。
できればどちらも添加物があまり配合されていない物がいいですね。
日焼け止めの成分に関しては発がん作用や子供への影響など怖い話がたくさん飛び交っていますが、実験をした時の状況と普段日焼け止めを塗るときの状況は違うのですべてを信じては
いけません。
危険と言われる成分はちゃんと量が決められていたり実際は害がないと分かっていても不安だと
いう人は、オーガニック・無添加・ノンケミカルの日焼け止めを活用すると安心して使えますよ。
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